macbookproの耐久性

macbook-proはiphoneの勢いに乗ってノートPC市場のシェアを確保できるのか?

◆macbookproの耐久性

 アイフォーンで大きく市場を取り込んだ米国アップル社が次々と新しい製品の開発を進めている。

 中でも従来のアルミの特徴で馴染みの深いユニボディーにハイスペックの重装備を積み込んで販売された新型の「MacBookPro」は大きな注目を集めている。

 シンプルなボディーに能力が高いが上に弱点とされていたバッテリーに関してもタフな長時間駆動バッテリーを搭載。

 スティーブジョブスの復帰後、大躍進を遂げたアップル社。

 2011年にこの歴史に残る最も偉大な技術者であるスティーブジョブスはすい臓がんとの戦いの末この世を去った。

 このジョブズ氏が最もはじめに手を加えたアップルのパソコン市場の今後の戦略にこの「MacBookPro」はどのような位置づけとなっているのか?

◆目次

◆iPhone(アイフォーン)のイメージが強すぎるアップル

 パソコンがまだ社会に広く普及していなかった時代。それはそれほど古い話ではない。

 現在では「windows」が広く普及し、知名度も製品数も、そしてOSに伴うソフト数も全て「windows」が大きなシェアを占めている。

 しかし、アップル社の「mac」パソコンの方がパソコン市場のシェアを抑えていた時代が日本にも存在する。

 圧倒的なまでのマイクロソフト社の成長によって、市場シェアという面だけから見ると大きく遅れをとった米アップル社。

 しかし、ここ数年はアップル社の猛追撃が始まっているのも皆さんご存知の通り。

 モバイル端末として急成長を遂げたモンスター。スマートフォン市場のシェアのトップを走るiPhone(アイフォーン)の躍進によるものだ。

 おそらく平成生まれの子供たちは「りんごマーク」はアップルという認識よりも、iPhone(アイフォーン)には「りんごマーク」がついている。という認識ではないだろうか?

◆ノートPCとしては比較的ハイスペックであった性能を更にパワーアップ

 小さなかわいらしいりんごのマークはアップル社のシンボルでかつては6色の虹色であった。

 シンボルのりんごがかじられているのは、一口の(bite)とパソコンの容量を示す単位である(byte)をかけたという諸説がある。

 このアップル社は今でこそ「iPhone」で現在の若者にも広く認知されるようになったが、元々はやはりパソコンのメーカー。

 この主戦場で戦いを挑まないという選択肢があるはずもなく、ここ数年はパソコン市場でも新製品を立て続けに発表してきた。

 そして2011年、今までもノートPCとしては比較的ハイスペックであった性能を更にパワーアップさせて「macbook-pro」シリーズの新作を打ち出してきた。

 今後どのような売れ行きを見せてくれるのか?楽しみな「macbook-pro」シリーズ。

 この「macbook-pro」の実力はどの程度なのか?このあたりは定期的にチェックしていきたい。

◆現在のノートPCに求められているものはいったい何だろうか?

 MacBookProの登場でノートパソコン市場を大きく変えることができるのか?この答えはおそらくNoであろう。

 CPU、メモリ、HDのハイスペック化の戦い。この戦いは昔から続いている延長であり大きな変化とは到底言えない。

 では現在のノートPCに求められているものはいったい何だろうか?

 映像も楽しみたい。仕事でも使用したい。これらの性能をクリアしてほしいのは当然の話。

 今後の最も大きな変化はおそらく自動車などに見られた一人一台化の流れではないだろうか?

◆1家に一台の自動車が基本であった産業社会時代

 1家に一台の自動車が基本であった時代。20年〜30年ほど前はそれが当たり前であった。

 しかし、時代の流れとともに、今では1家に一台どころか、一人一台車を所有している家も多い。

 こんな時代が訪れる事を20年前の人は本当に予測できたであろうか?

 この流れと似ているのがパソコン市場の流れ。パソコンの普及率も急速に高まり、今では1家に一台パソコンがあるのも普通になってきている。

 そして現実的には一人一台、自分専用のパソコンを持つような家庭も増えてきているのが現状である。

 小中学生の子供が携帯電話を持ち歩くことなんてとても考えられない時代もあったが、今ではそれさえも珍しい事ではない。

 情報社会、デジタル化社会の波は過去の事例が一切通用しないスピードで変化しているのである。

◆自宅のデスクトップと同等の機能を保持するノートパソコンが求められる

 このような時代だからこそパソコンに求められるものは、一人一台、手軽に持ち運びが可能なPCの存在。

 小型のミニパソコンも一時期大きく流行したが、画面とキーボードの小ささは多くのユーザーを満足させるに至らなかったのは事実。

 この経緯からも、自宅のデスクトップと同等の機能を保持するコンパクトで軽く性能の高いノートパソコンが求められるようになってくる。

 デスクトップと変わらない性能、速度を発揮しつつ持ち運びも手軽にできる製品。

 簡潔に言えば、1台で仕事から遊び、プライベートまで全て完全にこなことが可能な自分専用のノートPCが求められてくるということ。

 当然社会人だけでなく学生なども含め、全てを一台のノートPCでこなせるものが求められてくるのではないだろうか?

◆2011年モデルにおけるバッテリーの駆動時間は連続再生で7時間

 一人1台、全ての場面で使用でき、動画を見る際にもストレスの少ないモデル。

 キーボードの打ち込みにも満足のいくレベルを考えていくと、やはり13型以上小さいタイプは大きなシェアを奪うのは難しいことも予想される。

 また一台を使いこなすのであれば、PC自体の耐久性や、外出先におけるノートPCのバッテリーの駆動時間に関しても注目が集まるだろう。

 「macbook-pro」シリーズの2011年モデルにおけるバッテリーの駆動時間は連続再生で7時間と表記されている。

 もちろん使用環境やバッテリーの寿命によってもこの駆動時間は変化するだろうが、アップル社が提示するこの数値はハードな条件化における駆動時間である為、実際に使用した時とのギャップは少ない。

◆1日平均で6時間程度の作業をこなしているが問題はない

 私が使用している「macbook-pro」はひとつ前のモデルではあるが既に丸1年以上、1日も休むことなく使用を続け、1日平均で6時間程度の作業をこなしているが今のところ大きな問題は出ていない。

 以前使用していたデル製品のノートPCと比較すると、この耐久性の高さは大きく評価して良いだろう。

 充電なしのバッテリーのみで稼動できる時間は10時間という表記であったが、現実的には6〜7時間で確実にバッテリーは切れる。

 これは悪い数字ではないが、2011年モデルではハイスペックとなったPCの性能と、大量のデータ量を扱う現代の使用環境を考慮し、バッテリーの駆動時間は7時間となっている。

 これは前回のモデルよりも性能を数段もレベルアップさせながら実質のバッテリー駆動時間はほぼ維持していることになる。

 このあたりも水増しせずに逆に駆動時間を少なく表記してきた点はユーザーにとっては大きな信頼に値すると思う。

◆価格面におけるコストパフォーマンス勝負

 「macbook-pro」の現状の課題としては、これから拡大するであろうモバイル端末に対するシェアの増大。

 そして価格面におけるコストパフォーマンス勝負がポイントになってくるように思う。

 性能は他社の製品に及ばない部分はあまり見当たらないが、やはりPC市場における「windows」の牙城を崩すには、価格の差があまりにも大きいとユーザーはついてこない。

 従来のアップルユーザーだけを取り込むならば問題はないが、スティーブジョブスが去った後にアップル社はこの市場への努力を怠った為に転落している過去もある。

 尚、アップル社の「macbook-pro」の製品紹介ページのトップページには学生や教員が安価で購入できる制度の紹介や月々3000円台の支払いとなる分割払いによる製品の購入も可能となっている。

 これらの支払い方法を幅広く対応していくのはすばらしい事ではあるが、これだけではおそらくユーザーは着いてこない。

 圧倒的なメリットを設けるか?これが難しいのであれば、やはり価格も許容範囲まで相場に近づける企業努力が必要となるだろう。

◆DELLとは価格で勝負してはいけない

 PC界の価格面におけるモンスターは誰が何と言おうとDELLであることは間違いないだろう。

 同一のCPUを搭載したスペックで価格比較した場合、DELL製品と価格で戦うことはやはり無理がある。

 DELLはインテルのPCメーカー、近年は第2世代のレノボが格安のPC市場を賑わしているがこちらもインテルが大元。

 価格面でアップルがインテルと戦う必要性があるかどうかは微妙な所ではあるがやはりコストパフォーマンスはユーザーにとっての一つの選択条件であることは間違いない。

 その為、「macbookpro」としてはアップル社が得意とする映像の加工や編集機能などにおいては他社に追従を許さない心構えが必要である。

 実際は前回と全く同一のユニボディー内に、約2倍程度とも言える性能を積み込んできた「macbookpro」はこの心構えがしっかりと感じられる内容である。

 後は市場がどのように判断するのか?

 台湾メーカーのACER等の台頭も激しいパソコンの激戦区市場の中、大きな話題を集めている製品であるだけにしっかり見守っていきたい。

◆バッテリーの寿命は?理論上は充電1000回まで可能

 2011年に販売された「macbookpro」に対する私見を書いてきたつもりだが、読み直してみるとやや厳しい見解が多いようにも感じたのでひとつ補足を。

 「macbookpro」は性能重視の方はもちろんだが、これらの性能はこれだけ進展の早い情報時代においてはやはり他社との「いたちごっこ」的な部分がある。

 もし、「macbookpro」で一番満足できている点をひとつだけ上げるとするならば、それはバッテリーの駆動時間である。

 持ち運びで使用する事が多い方。また喫茶店などで商談をする際などに綺麗な画面でパワーポイントやアクセスなどの資料を使用しながらプレゼンなどを行う必要性のある方はおそらく「macbookpro」は満足できる製品となる。

 気になるバッテリーの寿命は約1000回までは理論上は可能となっており、丸3年間毎日使用できる計算になる。

 ただし、バッテリーは一体型である為、もしバッテリーの寿命が来た際は専門店での交換が必要となる。このあたりは製品概要でしっかりとチェックされたし。

 尚、2012年現在は多くのノートパソコンがバッテリーの一体型への道を歩んでいる傾向を見ると、この点は大きな心配は必要ないのかもしれない。

 個人的な結論を述べると、性能の高さを考慮すると「macbookpro」はやはりバッテリーの駆動時間に関しては納得のいくラインであることは経験上間違いない。

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