リベロの基礎知識【バレーボール】

バレボールアスリートのリベロの役割・ルール・技術を初心者向きに解説

◆リベロの役割はまずレシーブ

 リベロの役割は単純にレシーブをするという守備要員という役割だけではありません。

 もちろんリベロは攻撃的なプレー全般が禁止されているように守備のスペシャリスト的なポジションである事からレシーブ力の無い選手がリベロになるような事も当然ありません。

 ですからリベロはまずチームの誰よりもレシーブが上手である事が最低条件のポジションである事は間違い無いと言えるでしょう。

 セッターはゲーム中においては「司令塔」、また「コート内の監督」とも言われます。

 そのセッターがトスを上げる前には必ずセッターへ返すレシーブが必要です。

 当然ながらレシーブは正確であるばあるほど多彩な戦術が可能となります。

 この際、優秀なリベロがセッターへの安定した返球をこなしていれば、チームの守備力も、そして間接的に守備力だけでなく攻撃力も高める事に繋がり、セッターは司令塔として多彩な読みづらいトスワークが可能となります。

 この事からもリベロの役割は、多彩なフォーメーションへ繋げるための安定したレシーブを供給するという役割があります。

リベロの役割とは?【画像】

◆ディフェンスシステムを機能させる重要な役割

 近年のバレーボールではレセプション返球率(サーブレシーブの返球率)を個人ごとにデータ化し、レセプション返球率の低い選手へサーブを集中させる戦略が多く取られます。

 この際、圧倒的に高いレベルのレセプション返球率を誇るリベロ選手がコート内に居る事は相手にとって面倒なことです。

 データバレーが進む近代バレーボールでは、リベロの存在によってサーブエリアを限定される事にも繋がり、間接的な脅威を与える可能性がある為です。

 また、近年のバレーボールでは相手のフォーメーションによってブロックを変更する「ブロックシステム」を各チームが導入しております。

 ブロックシステムではブロックコースを限定しリベロ選手方向へスパイクを打たせるような戦術も存在することからも、リベロ選手の役割は、幅広いディフェンスシステムを機能させる重要な役割を担っていることが解ります。

リベロの戦術的な役割【画像】

◆リベロ独特の特性

 リベロ独特の特性の一つとして審判の許可を得ることなくコートを出入りできるという特性があります。

 リベロ制度の導入前は、監督の言葉をコート内の選手に伝える為に、タイムアウトを使用せずにメンバーチェンジ等で代用するなどの戦術がなされていました。

リベロの戦術的な役割【画像】

 しかし、リベロ制度導入後はコート内外を自由に行き来できるこのリベロの特性は、「コート外の監督」「コート内の選手」を繋ぐパイプラインとしての役割も担うようになってきております。

 戦術的にも、このコート内外を自由に出入りできる特性を活かす事がコートとベンチ間のコンタクトを密接に保つキーポイントとなっております。

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