リベロ選手には独特のルール・規制が設けられております。
一番解りやすいのはユニフォームの色が一人異なる点ではないでしょうか?
リベロにはこの他にも、リベロ以外の選手とは異なる幾つかの独特の決まりごとがあります。
これからバレーボールを始めてみようと思われている方は、一度リベロ専用のルール・決まりごとについて確認しておくことをお勧めします。
主なルールは以下のとおりです。
◎リベロが交代できるのは後衛の選手のみ
◎交代回数は無制限だがリベロがコート外に出る時は交代時に入れ代ったプレイヤーのみ
◎リベロはサーブを打つ事が出来ない
◎リベロはネットより高いボールをスパイクしてはいけない
◎リベロがフロントゾーンからオーバーハンドにより上げたボールをネットより高い位置でスパイクする事は出来ない
◎リベロは他のプレイヤーと異なる色のユニフォームを着用する
リベロは基本的に攻撃的なプレイは全般的に禁止されています。
これはもしリベロプレイヤーに攻撃的なバックアタックなどを認めてしまうと、場面によっては守備を捨てバックアタックが得意な大型選手を常時リベロに配置するような戦術などが用いられるようになる事が容易に想定されます。
これではリベロポジションが作られた本質である、「小さいプレイヤーにも活躍の場を」というコンセプトそのものが守られなくなってしまいます。
その為、リベロ選手の攻撃的なプレイは全般的に禁止されております。
現在では当たり前になっているリベロ制度ですが、リベロは必ず使わなくてはいけないという規則はありません。
しかし、前述したようなリベロの特性を上手に活用する事で試合運びを有利に展開していくことが可能となります。
例えばレシーブの苦手な大型選手がローテーションで後衛になった時は、ローテーションで前衛に来るまで温存するなどチーム事情によっても様々なリベロを活用する戦術が採用できるためです。
リベロはバレーボールのゲームにおいて現在では戦略的に欠かす事が出来ないポジションとなっているのが現状です。