年金問題のまとめ講座

国民年金の付加年金は400円?免除申請など知っておきたいテクニックや年金問題をまとめて紹介。真面目なお勉強サイト。

◆日本の年金制度の仕組みと間違えやすい誤解

 年金制度を見極めていくと実に様々な制度が絡み合っていることがわかる。

 そして実際に年金を支払っていなくても年金をもらえる人がたくさんいることにも気づくこととなる。

 年金の受給資格期間の最低規定となっている「25年」の支払い義務はご存じだろうか?

 現在は25年から10年へと受給資格期間が短縮されることになったが、年金制度が登場した当時は25年が受給資格。

 そしてこの25年に満たない人であっても年金の受給を受けている人も多くいる。

 そう、年金制度が突然導入された直後の高齢者である。

 この年金制度の仕組みを誤解している人があまりに多いのは少々恐ろしい。

 年金制度は現役世代が高齢者の年金を支える仕組みが基本である。

 自分が支払った年金が積み立てられて、その運用益に応じた額が戻ってくるような一般的な個人年金のような投資商品とは本質が異なる点がポイントだ。

 率直に言えば、 自分が払った額が戻ってくるのか?という考えは間違いで、自分が年金を受給する高齢者になった時に、その時の現役世代からどれほど年金額を徴収できるのか?という考え方が正しい。

日本の年金制度の仕組み【画像】

 その為、年金制度が出来た当時の高齢者はほとんど年金を支払うことなく手厚い年金で保護されていた事になる。

 世界最大の長寿国、世界No1の日本においてはこのような方々がたくさんいらっしゃる。

 何度も言うが年金制度を投資商品としてみた場合「ここまで優遇された最良の投資商品はない!」と断言できる。これは事実である。

 「しかし、逆に言えばこれがどういうことを表しているか?」

 を考えるとかなり恐ろしい一面を持っていることも容易に想像できるだろう。

 そう、おいしい話には裏があるように、おいしい年金制度にはどこか「ひずみ」がある可能性もある。

 世界的にも前例のない少子高齢化に直面している我らが日本国。

 今後は上記の図で示した「現在の年金受給者」が急激に増加し続ける一方で、その現在の年金受給者の年金を支払う「現役世代」が急激に減少していく事が明らかになっている。

 そして入ってくる金額の数倍のスピードで年金が飛び出ていくのが日本の年金制度。

 そのスピードはますます加速度を増し続けているのが現状である。

 普通に小学生の算数ができれば、その「お・か・ね」の原資はいったいどこからでてくるの?

 なんて疑問をもつことだろう。

 この原資にあたる問題が年金問題の真髄となるのだが、このあたりはさすが政府である。

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