年金問題のまとめ講座

国民年金の付加年金は400円?免除申請など知っておきたいテクニックや年金問題をまとめて紹介。真面目なお勉強サイト。

◆世界各国は?フランスは月額2万円台の負担でありながら22万円を超える平均受給額

 日本の年金負担額は年収やボーナスによっても異なるが平均して3万円〜4万円となる。

 これは先進国の中ではごくごく普通。

 しかし、イギリスなどは5万6000円と高額になっている。

 年金問題は何も日本だけが抱えている問題ではない。

 どの国もこの年金制度の設立によって苦しい国政状況を招いている。

 では、ここで世界各国の年金支給額の平均を見てみよう。

 ここでの支給額は一般的なライン。

 日本においては最高水準となっている「共済年金」を代表として見る。

 まず日本だが、日本の月額年金受給額の平均はおおよそ17万円前後と高水準となっている。

 それでも一昔前は20万円弱であったことから日本の年金受給者は恵まれている環境にあると言えるだろう。

 尚、この水準は2017年以降で今後は長いスパンをかけて減額され16万円前後まで下がることがほぼ確定している。

 次いで世界1位を躍進してきた経済大国アメリカは16万円ちょっと。

 しかし負担額は月額2万円台と低くなっており、この制度はおそらく日本同様何かしら手を打たない限りもたないだろう。

 但し、アメリカの場合は政府ではなく民間企業の年金基金が多いため、リターンも大きいがリスクも大きい。

 尚、優秀な制度を保持しているのはフランス。

 フランスは月額2万円台の負担でありながら22万円を超える平均受給額となっている。

 この高額な年金を支給できる背景には、何よりも税率が高い。という特徴があげられる。

 しかし、フランスもまた日本と同じく労働人口の減少がテーマとなっており、今後この課題を解消できない場合の年金制度の維持は困難であるとみられている。

◆資産運用が年金受給額に反映するシステム

 年金資産は基本的に資産運用によって利益を得ながら資産の拡大化を目指す。

 尚、年金支給額が運用実績に元づいて変更される年金システムを構築しているのがスウェーデン。

 受給額平均20万円台を記録しているが、それよりも眼を見張るのは月額負担額は2万円台であるという点。

 資金運用に強い国家は有利であるという点は間違いない。

世界の年金受給額の平均【画像】

 日本の年金納付額は先進国では平均であり、年金受給額は現状かなり好条件となっている。

 この他、オーストラリアやドイツ、韓国も優秀な年金制度を保っていると今のところは言える。

◆安全性の高い年金制度を運用している国

 年金制度の安定性、いわゆる今後も持続的に年金制度が継続可能かどうか?という視点で見ると「デンマーク」「オランダ」「オーストラリア」の年金制度の安定性は高い。

 この他、「ノルウェー」「フィンランド」「スイス」などのヨーロッパ諸国の年金制度は比較的安定性・持続性の高い年金制度を保有している。

安定した年金制度を持つ世界の国【画像】

 オーストラリアのマーサー社が30か国の調査を行いプレスリリースしたグローバル年金指数ランキング(2017年)では、これらのヨーロッパ諸国の年金制度は毎年のように上位にランキングされている。

 尚、先進国の中で国際的に年金が破綻状態と認められている国は残念ながら日本だけである。

 世界的に見ると日本の年金制度は持続が難しいのは一目瞭然であり、30か国を対象とした調査でも財政破綻したアルゼンチンに次ぐ下から2位である。(29位)

世界ランキング下から2位の日本【画像】

 これは、世界でも前例のないレベルの高齢化社会へと突入していく事が確定しているのが最たる理由。

 日本には増大し続ける受給者を支えるはずの若者世代が圧倒的に不足している。

 このような状態でありながらも先進国の中で最高水準の年金受給額をキープしている点は世界から見ると狂気の沙汰とも言える。

 世界的には危機状態とされている日本の年金制度。

 情報社会でありながら日本国民だけはこの事実を認めていないのが不思議である。

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