給料・給与の差押さえの解説

民事執行法に基づく債務者の給料・給与の差押さえの規定、差押さえ金額に対する見解を解説

◆給料が差押さえされるケースについて

 差押さえとは、債権者の権利を保護するために、国家が債務者に対して「不動産」「動産」「債権」などの財産を私的に処分することを禁止する法的行為のことです。

 例えば不動産を例に確認してみるとしましょう。

 個人が融資を受ける場合に不動産物件などを担保として資金を借入するケースがあります。

 代表的な融資としては住宅ローンなどが該当します。

 この場合、債務者が「債務不履行」に至った場合、債権者は不動産担保から債務を回収することが可能となります。

 逆に言えば十分な担保価値があると見込むから資金を提供する訳です。

 しかし、債務者が勝手に担保としていた不動産を処分し、回収が不可能となり、更に目ぼしい財産がないと判断される場合はどうなるでしょう。

 このような場合、債権者は目ぼしい財産がない以上、これから債務者が得ると想定される収入である給料の差押さえの執行をせざる終えない状況となってしまいます。

 実際に給与の差押さえが執行されるケースの大半はこのようなケースであるのが実態である点を把握しておく必要があります。

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