アルバイトとパートの違いの解説

アルバイトとパートの違いとは?知っておきたい豆知識。

◆アルバイトとパートの違いの解説

⇒アルバイトとは?
⇒パートとは?
⇒アルバイトとパートの違いとは?
⇒求人情報サイトの分類基準
⇒パートが女性限定なのは何故?
⇒求人情報誌のアルバイトの定義
⇒企業が定めるアルバイトとパートの違い
⇒年次有給休暇や福利厚生について
⇒パート・アルバイトの有給休暇取得条件

◆アルバイトとは?

 学生時代に車や洋服が欲しい、また生活費の足しにとアルバイトをした経験をお持ちの方は多いのではないじゃろうか?

 このアルバイトとは、ドイツ語で「仕事」を意味する言葉である「Arbeit」が語源となっておる。

 仕事という言葉を考えてみると解るが、仕事と言えば労働全般を指す言葉でもある事から、日本で使用されておるアルバイトという言葉は、また違った意味を持っているように感じる方が大半じゃろう。

◆パートとは?

 日本では正規雇用と非正規雇用の問題が度々問題に上がっておるが、パートは非正規雇用に分類される仕事の形態の一つじゃ。

 パートという言葉は、英語で「部分」を意味する言葉。

 日本では仕事に関する分類でパートタイマーとも呼ばれておるのぉ。

 尚、パートはイメージ的に主婦やシルバーの世代の女性の非正規雇用の仕事というイメージが一般的に普及しておる。

◆アルバイトとパートの違いとは?

 アルバイトとパートの違いは、非正規雇用という点では一致していることが感覚的に理解できるものの、こうしてみると年代や性別によって名称が異なっているようなイメージを持たれたのではないじゃろうか?

 実はこの感覚は間違いではなく、日本国に限りアルバイトとパートの名称の違いは年代や性別、そして労働時間等で分類されておるのが現実じゃ。

 尚、法的な見解ではアルバイトとパートの違いは区別されることなく、同じ非正規雇用のひとつの形態に過ぎないことになっておる。

 非正規雇用の代表といえば「派遣社員」「契約社員」などがあるが、アルバイトもパートタイマーも派遣社員も契約社員も、法的には同じ非正規雇用の社員であるという点で名称は異なれど同じなのじゃよ。

アルバイトとパートの違い・分類

 では、何故アルバイトやパートと言った言葉の分類がなされるようになってきたのか?

 この点については、幾つかの見解があるのじゃが、原因を大きく分類すると求人情報サイトや求人情報誌による都合と、企業による都合の2つの原因が考えられるのじゃ。

◆求人情報サイトの分類基準

 一昔前まではコンビニエンスストアに行くと「フロムエー」「タウンワーク」「アン」などの情報誌が毎週のように書籍コーナーやコンビニの入り口に積まれておったものじゃ。

 しかし近年では求人情報サイト(インターネット)の台頭により紙媒体による求人情報誌を見かける事も少なくなってきておる。

 ところで、この求人情報誌や求人情報サイトを見ていると、「パート」と記載されている募集覧はほぼ全て女性に限定されておることに気づくはずじゃ。

 パートという言葉はここまで前述してきたように、法的には非正規雇用という点ではアルバイトと同じであるが、女性に限定するなどという規程は一切ない。

 しかし、求人情報サイトでは明確に「女性」だけがパートタイマーの対象となっておる訳じゃ。

 この性別による分類を用いている理由は求人情報を行なっている企業側が「求職者」に対して、パートという言葉のイメージを活用し誤解を生まないように使用しておる事が原因にある。

 要は求職者が仕事探しの際に混乱しないように独自の基準を設定し便宜上としてパートという言葉を使用しておるという訳じゃ。

パートが女性限定なのは何故?

 尚、求人情報を行なっておるひとつの会社の求人項目の注意書き欄を確認すると、パートとは正社員以外の49歳以下の既婚者の女性と記載されておった。

 これは、法的な分類ではなく求人側が独自で定めた基準であり、長年の慣習から多くの求人会社が同様の分類を行うようになっていったという訳じゃな。

◆求人情報誌のアルバイトの定義

 求人情報誌のパートの分類は便宜上のものであることがわかったところで、続いてアルバイトの定義についても確認しておくとしよう。

 求人誌などに記載されておるアルバイトに関しては男女による性別の差はない。

 しかし、多くの求人企業では34歳以下の未婚者をアルバイトとして定義しておるのが現状じゃ。

 このアルバイトの分類も、もちろん便宜上のもの。

 スーパー等の入り口に設置されている棚に無料で置かれている地域内の求人誌などを見るとアルバイトと記載されていても年齢が45歳未満と記載されていたり、パートと記載されていても既婚者女性もOKと記載されている場合もある。

 このことからも求人誌とは言え、絶対な基準が設けられているという訳でもないという事じゃな。

◆企業が定めるアルバイトとパートの違い

 企業が直接募集する場合のアルバイトとパートの分類は求人情報サイトや求人情報誌とは異る部分も多い。

 これは企業が行っているアルバイトとパートの分類の多くは雇用期間(契約期間)と労働時間が基準となっておるケースが多いためじゃ。

 例えば、もう何年も同じ企業に務めているパートの掃除のおばちゃん。

 パートのおばちゃんの勤務形態は週5で毎日3時間労働。このようなパートを続けている方はあなたの身近にもたくさんおるはずじゃ。

 対して、企業は一時的なイベントなどで人材が必要となり一日8時間フル稼動で数日間のアルバイトを大量に募集するケースもある。

 このように企業が行う求人では、求人サイトなどと同様に便宜上として雇用期間や労働時間などでパートとアルバイトを分類して募集しておるケースが多くあるのじゃよ。

◆年次有給休暇や福利厚生について

 ここでは補足としてアルバイトやパートなどの非正規雇用者に対する年次有給休暇や福利厚生についても確認しておくとしよう。

 アルバイトやパートという名称がついていると正規雇用社員が受けられるような手当や福利厚生が受けられないように感じる方も多いのではないじゃろうか?

 また、アルバイトでは有給休暇が受けられないがパートなら有給休暇が得られる可能性があるらしい?という曖昧なイメージを持っておる方も多いかもしれんのぉ。

 ここで再度確認しておくが、アルバイトとパートの違いは便宜上の違い。

 法的な分類では非正規雇用社員として同一であるという点を再度把握しておく必要がある。

 年次有給休暇や福利厚生の対象となる条件については、法的基準と各企業の規程の双方を把握する必要がある。

 その為細かい解説は割愛するが、非正規雇用社員であっても一定の条件を満たせば有給休暇や福利厚生を受けることは可能なのじゃ。

 具体的には簡潔に以下の3つの条件のどれかひとつを満たすことが有給休暇取得の条件となっておるので覚えておくと良いじゃろう。

①週所定労働時間が30時間以上
②週労働日数が5日以上
③年労働日数が217日以上

 例えば労働時間は短く1日3~4時間勤務であるが週5日制で働いている場合は、半年経過後に10日間の有給休暇を取得する権利を得る事となる。

 また、週4日制で勤務時間が8時間の場合も週労働時間が32時間となる為、同じく半年経過後に10日間の有給休暇を取得する権利を得る事となるという訳じゃ。

パート・アルバイトの有給休暇取得条件

 これらの労働者の権利は非正規者雇用であっても対象となる部分が多くあるため、今まで見過ごしておった方は、せっかく自分が保有しておる権利でもあるため一度雇用主に確認しておくとよいじゃろう。

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